子どもの運動会では、「望遠レンズを使えば大きくきれいに撮れる」と考える人も多いのではないでしょうか。
私も運動会に向けて、撮影場所やカメラの設定を事前に決め、望遠レンズも用意して本番に臨みました。それでも、最も残したかったゴール直前で息子をフレームから外してしまいました。
この経験から、望遠レンズを使うだけではゴール直前のフレームアウトは防げず、最後まで安定して被写体を追い続けられる撮影環境まで準備しておくことが重要だと気付きました。
この記事では、その失敗から気付いたことをもとに、
- 望遠レンズで撮影した50m走で起きた失敗
- 一眼カメラだからこそ残せた写真
- 運動会で設定以外に大切だと感じた準備
についてお話しします。
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望遠レンズでもゴール直前でフレームアウトした
準備は万全だった
運動会に向けて、私はできる限りの準備をしていました。 事前に息子が走るレーンを確認し、撮影場所も最前列に決定。カメラはSモードに設定し、シャッタースピードを1/1000秒に固定しました。
以前、動きの速い子どもを撮影したときにブレてしまった経験があったため、今回は被写体ブレを防ぐことを最優先に考えたからです。F値とISO感度はカメラに任せました。
競技中に露出まで考える余裕はないと思ったため、自分は被写体を追い続けることだけに集中する設定を選びました。
一番残したい瞬間だけ撮れなかった
スタートの合図と同時に、息子が勢いよく飛び出しました。望遠レンズ越しに見る息子は想像以上に大きく写り、中盤まではファインダーの中央にしっかり捉えられていました。連写のシャッター音を聞きながら、「今回はうまく撮れている」と感じていました。
ところが、ゴールが近づいた瞬間でした。
わずかにカメラが揺れ、息子をファインダーの中で見失ってしまったのです。慌てて探し直しましたが、望遠レンズは写る範囲が狭く、すぐには見つけられません。
ようやく捉え直したときには、息子はゴール目前。最後の一枚には、ゴールテープと体だけが写り、肝心の顔はフレームの外へ切れていました。
競技終了後、その場で写真を確認したときは、最も残したかった瞬間を撮り逃したことがすぐに分かりました。
ゴールは逃しても走る表情は残せた
帰宅後、パソコンで写真を見返してみると、連写したカットの中に、歯を食いしばって走る表情や、大きく腕を振る瞬間を捉えた写真が何枚も残っていました。
ゴールの一枚は撮れませんでしたが、一生懸命走る息子らしい表情は十分に残せていました。
スマートフォンでは難しかった距離でも、一眼カメラと望遠レンズのおかげで、息子の真剣な表情までしっかり写っていました。
前だけを見つめる視線。
大きく腕を振って走るフォーム。
地面を蹴った砂埃。
シャッタースピードを速く設定していたことで、それぞれの瞬間がブレずに止まっていました。ゴールの写真は失敗しましたが、運動会で一生懸命走る姿を残せたことは、今でも大切な思い出になっています。
写真を一枚ずつ見返していると、ゴールの写真ばかり気にしていた気持ちが少しずつ変わっていきました。
真剣な表情や力いっぱい走る姿が残っていることに気付き、「撮れなかった一枚」よりも「残せた何枚か」の方が自分には大切だったと感じるようになりました。
設定だけでは失敗は防げない
今回の運動会で強く感じたのは、設定を決めるだけでは安心できないということでした。
私は三脚や一脚を、望遠持っていない為、今回はレンズを手持ちで撮影しました。レース終盤になる頃には腕に力が入り、ファインダーの中で息子を追うことだけに意識が集中していました。ゴール直前でカメラがわずかに動いた瞬間、そのまま姿を見失ってしまいました。
今振り返ると、設定ではなく、最後まで安定して構え続ける準備が足りなかったのだと感じています。
例えば、一脚を使って腕への負担を減らしたり、ズーム倍率を少し下げて被写体を見失いにくくしたり、ゴール付近ではあらかじめカメラを少し先へ向けて構えるなど、当日にできた対策はいくつかありました。
撮影場所や設定を考えるだけでなく、安定してカメラを支えられる方法まで準備しておけば、結果は少し違っていたかもしれません。今回の場合は、最後まで安定して構え続けられなかったことが失敗でした。
次回の運動会で撮影をするときは、撮影場所だけでなく、一脚なども含めて「最後まで追い続けられる環境」を先に準備しようと考えています。
まとめ
今回の運動会で学んだことは次の3つです。
- 望遠レンズでも、被写体を追い続ける難しさは変わらない
- ゴールを逃しても、途中の表情や走る姿は写真としてしっかり残せる
- 撮影設定だけでなく、安定して構え続けられる準備も重要
運動会では、すべてを完璧に撮ることは簡単ではありません。
ゴールの瞬間は撮り逃しましたが、一眼カメラで残せた息子の真剣な表情は、今でも見返したくなる一枚になっています。
完璧な写真を目指すことも大切ですが、一度しかない運動会では、失敗を減らす準備をしながら、大切な一瞬を残すことの方が私には価値があると感じました。


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