夜景を一眼カメラで撮ろうとしたのに、「写真が真っ暗」「何が写っているのか分からない」と困った経験はありませんか。
私もカメラを始めたばかりの頃、夜景ではオートモードのまま何度シャッターを切っても真っ暗な写真ばかりでした。「高い一眼カメラを買ったのに、スマートフォンの方が綺麗に撮れるじゃないか」と本気で落ち込んだのを覚えています。
この記事では、夜景撮影で挫折しかけた私が、最初からMモードを覚えようとせず、S(シャッタースピード優先)モードだけに集中したことで少しずつ撮れるようになった体験、夜景撮影でまず意識したい考え方や、初心者でも取り組みやすかった工夫についてを紹介します。
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真っ暗な写真ばかりだった私が、まずSモードだけ覚えた
夜景撮影は、昼間とはまったく別物でした。家族でイルミネーションを見に出かけた夜、子どもが嬉しそうにポーズを決めてくれたので、「今だ」と思ってシャッターを切りました。ところが液晶画面に映っていたのは、暗闇の中にぼんやりと光があるだけの写真でした。
子どもの顔はほとんど見えず、「これじゃ何を撮ったのか分からない」と肩を落としたのを今でも覚えています。結局、その日はスマートフォンで撮り直すことになりました。「せっかく一眼カメラを買ったのに意味がなかったな……」当時はそんなことまで考えていました。
家に帰ってから夜景撮影について調べると、「まずはシャッタースピードを意識するだけでも変わる」という初心者向けの解説を見つけました。一方で、Mモードの解説ではシャッタースピードだけでなくF値やISO感度まで同時に考える必要があり、当時の私には情報量が多すぎて頭が混乱しました。
そこで、「一度に全部覚えるのは無理だ。まずはシャッタースピードだけ覚えよう」と考え、S(シャッタースピード優先)モードを選びました。
自分で決めるのはシャッタースピードだけで、F値やISO感度はカメラが自動で調整してくれます。「まずは一つだけ覚えればいい」そう考えられたことで、夜景撮影への苦手意識は少しずつ薄れていきました。
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三脚がなくても、まずは自分が動かないことを意識した
夜景撮影について調べると、「三脚は必須」と書かれている記事をよく見かけました。もちろん、その通りだと思います。ただ、私の場合は子どもとの外出がほとんどだったため、大きな三脚を持ち歩くのは現実的ではありませんでした。
だからこそ、まずは自分の体をできるだけ動かさないことを意識しました。脇をしっかり締めてカメラを固定し、シャッターボタンは力を入れずにそっと押す。たったそれだけですが、最初の頃はボタンを押す瞬間に指へ力が入り、写真がブレてしまうことが何度もありました。
「撮れた」と思って液晶を見るたびに、全部ぼやけていたことも一度や二度ではありません。そこで、シャッターを押す瞬間だけ息を止めるくらい慎重に構えるようにしました。
すると、それまで失敗ばかりだった写真の中に、ブレの少ない一枚が少しずつ増え始めたのです。三脚がなくても、まず自分が動かないこと。これは今でも夜景撮影で一番意識していることです。
設定を変え、ブレを減らすことが失敗を減らす近道だと、この経験から実感しているからです。
真っ暗だった夜景が、初めて自分のイメージどおりに撮れた
夜景撮影は、昼間のように「シャッターを押せば終わり」という撮影ではありません。私も何度も真っ暗な写真やブレた写真を量産しました。「もうスマートフォンで十分なんじゃないか」そう思ったこともあります。
それでも撮影を続け、シャッタースピードを少しずつ変えながら何度も撮影を繰り返しました。液晶を確認しては設定を変え、また撮る。その繰り返しでした。そんな試行錯誤を続ける中で、一枚だけ思いどおりに撮れた写真がありました。
液晶画面を見ると、背景には街の灯りが丸く輝き、その前には子どもの姿がしっかり写っています。それまでのように真っ暗な写真ではなく、「ちゃんと子どもの表情が分かる」と思えたのは、この一枚が初めてでした。
今まで何度挑戦しても真っ暗だっただけに、その一枚を見た瞬間は思わず「撮れた」と声が出ました。プロのような写真ではありません。それでも、自分で設定を考えて撮れた最初の夜景写真は、今でも忘れられない一枚です。
まとめ
今回の撮影で学んだことは次の3つです。
- 最初はMモードではなくSモードから始める
- 夜景ではシャッタースピードと手ブレを最優先に考える
- 三脚がなくても、構え方を意識するだけで成功率は上がる
夜景を撮る機会があれば、難しい設定を全部覚えようとする前に、まずはSモードでシャッタースピードだけを意識してみてください。私は今でも夜景を撮る時は、まずはシャッタースピードから確認するようにしています。
今では真っ暗だった写真が少しずつ変わり始めたことで、夜景を撮る時間そのものを楽しめるようになっています。


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